工務店で完全二世帯住宅を建設した1児の母なっちです。
家のコンセプトの1つに
足の調子の良くない義父が生活しやすい空間にする
というのがありました。
要するにバリアフリー仕様優先ということです。
そんな中で後悔しているのが「階段」です。
今回は、ついつい見落としがちな
階段についてまとめていきます。
こんな方に読んでもらいたい
- 安全な間取りにしたい
- 老後も安心した間取りにしたい
- 階段について考えたことがなかった
- 親世帯が2階に上がる可能性がある
階段の種類は大きく3つあります。
「直線階段」と「折れ階段」と「折り返し階段」です。
1)直線階段
下から上まで直線的なタイプです。
ココがポイント
メリット) ・同じリズムで上がれるため実は安全。 ・将来ホームエスカレーターを設置しやすい デメリット) ・踊り場がないため転んだ時に危険 ・広い廊下が必要
ただ、なっちの実家みたいに段差が高いと足の負担が大きいから辛いよ
2)折れ階段
階段の途中で1箇所だけ折れ曲がっているタイプの階段です。
ココがポイント
メリット) ・踊り場があるため、途中で転んだ時に踊り場で止まることができる デメリット) ・直線階段ほどではないが比較的長い廊下が必要 コストアップや他の空間が狭くなる可能性があります
3)折り返し階段
階段の途中で2回折れ曲がっているタイプの階段です。
ココがポイント
メリット) ・踊り場があるため、途中で転んだ時に踊り場で止まることができる ・住居の角に設置できるため、間取りの自由度が広がる デメリット) ・踊り場の形によって安全性が変わる
踊り場の形=いくつに区切っているか
階段の途中の平らなスペースである踊り場。
これが広いとより安全で登りやすい階段になります。
そのため一番のおすすめは【区切りなし】タイプです。
写真を見るとわかるように
足の置き場が一番広いです。
そのため最も安全で登りやすいです。
ただし階段の面積が多く必要になります!
また、階段下を収納に使いたい場合は天井の高さが狭くなるため注意が必要です。
二番目におすすめなのが【1/2分割】です。
足の踏み場もある程度あるし
場所も取りにくいので最近の安全を意識したメーカーだと
採用が増えてきました。
そして【1/3分割】です。
階段に使うスペースが少なく済みますが、
三角の床部分ができルため足の踏み場が狭くなるたり
転びやすくなります。
私の家がどうしたかというと、
折り返し階段の、区切りなし&1/3分割というコンビネーションです。
本当は曲がり部の両方とも分割なしにしたかったです...
けれど、階段下を土間収納に使いたかったため
分割なしだと天井の高さが足りなかったんです....
一番最初の設計申し込みの段階で
分割なしオンリーの曲がり
になるよう希望を工務店に出していれば
階段の位置の変更などでできたのでは...と少し後悔です。
実際どんな感じになるのか使ってみないと上りやすさはわからないと思うので、
また自宅完成後に感想をUPしたいと思います。
実際使ってみて、
危なさを感じることは今の所ありません!
実家と比べて階段1段あたりの高さが低いため
足の負担をほとんど感じません。
また、区切りなしの広いスペースがあるので
それも安全&登りやすさに繋がっていると
思います。
全ての曲がり部分が区切りなしだと一番よかったのですが、
土間収納の天井の高さがこれ以上低くなると
使いづらくなるので現状では最適な選択ができたと思います。
まとめ
階段に関して最初から
どの種類がいい?折れ曲り部はいくつに区切ろう?
....まで考えている方は少ないと思います。
特に希望を出さなければ、最後につじつま合わせで設置されてしまうことが多い階段です。
安全や登りやすさをUPさせたい方はぜひ最初の段階で希望を出すことをお勧めします。